行動規範インシデント対応ガイドライン¶
行動規範インシデントの報告方法に関する情報は、行動規範インシデント報告ガイドライン にまとめられています。
以下のチェックリストは、行動規範委員会に報告する__前__に、行動規範インシデントの可能性をはらんでいる間にコミュニティメンバー (ワークショップの主催者、 インストラクター、ヘルパーなど)が実行できる手順の概要を示しています。行動規範を気兼ねなく実施するほど経験があったりやトレーニングを受けているわけでもなく、困難な状況に遭遇することもあるかもしれません。これらのガイドラインは、インシデント中に他のコミュニティメンバーとあなた自身を支援するのに役立つことを目的としています。
すべてのカーペントリーズのコミュニティメンバーは、行動規範を実施する権限があり、必要だと判断したら、気兼ねなく実施できることになっています。
理想的には、どんな場合でも私たち全員がインシデントを静めることができます。しかし、実際には、各自の経験とインシデントが起こった環境によって、取れる対策が変わることがあります。以下は、あなたが被害者を支援できる方法と、インシデントの最中または直後にあなたが取れるインシデントに対する手段です。
可能であれば、第三者から観察しているのではなく、状況が更に悪化しないように積極的に行動を取ってください。不適切なことが起こっているのを見つけたら、声を上げてください。あなたが介入することには抵抗があるけれども、他の誰かがそうすべきだと感じた場合は、ワークショップの主催者またはインストラクターに直接レポートするか、行動規範インシデントレポートフォームを介して行動規範委員会にレポートしてください。
早急な応答¶
インシデントへの最初の対応は非常に重要であり、カーペントリーズコミュニティの基調を定めます。インシデントの重大度や詳細によっては、迅速な対応が必要になる場合があります。インシデントが物理的な危険を伴う場合、または誰かの安全に対する脅威 (例えば、暴力の脅威) を伴う場合、コミュニティメンバーは、安全を守るために直ちに行動して差し支えありません -- そしてそうすべきです --。これには、緊急または危機の際の頼みとなる援助への連絡が含まれる場合があります。
インシデントの進行中¶
対面またはオンラインでインシデントが進行中の場合、コミュニティメンバー (ワークショップの主催者、インストラクター、ヘルパー) はすぐに行動し、状況を落ち着かせるためにコミュニティメンバーが利用できるいかなるツールを用いても構いません。コミュニティメンバー個人ががすぐに行動する状況では、できるだけ早くワークショップの主催者に通知し、インシデントから24時間以内にレビューのために行動規範委員会にその行動をレポートする必要があります。即時対応が必要な場合は、即時対応チェックリストをご覧ください。
インシデントに対応するためのチェックリスト¶
即時対応チェックリスト
インシデントに即座に対応するために、ファーストレスポンダー (法執行機関など) が必要かどうかを見積ります。もし必要そうなら、レポーター(被害者)にあなたと一緒にいて、適切な緊急応答番号に電話をかけるように頼んでください。
参加者の安全に対する一般的な脅威がある場合は、世間に認められた緊急対応番号に連絡してください。
個人が身体的に安全である場合は、レポーター(被害者)の要求があった場合にのみ法執行機関または警備員に連絡してください
インシデントを報告する法的義務があるかどうかを含めて、インシデントの処理に関する地域のガイドラインに従ってください。
対面イベントチェックリスト (カーペントリーズのワークショップ, CarpentryCon, CarpentryConnect, カーペントリーズのインストラクターのトレーニング)
参加者の安全を確保します。
そうでない場合は、即時対応チェックリストを参照してください。
レポーターの話を聞き、できるだけ多くの詳細を書き留めてください。
行動規範インシデントレポートフォームを介してインシデントを報告するようにレポーター(被害者)に依頼してください。レポーター(被害者)があなたにレポートを完成させてほしいと望む場合、レポーター(被害者)の助けを借りてレポートを完成させてください。
ワークショップの主催者に、インシデントが発生したこと、およびインシデントレポートフォームを介してレポートが送信されたことを通知します。インシデントがワークショップの主催者に関係している場合は、インシデントレポートフォームを介して行動規範委員会に直接インシデントをレポートしてください。
オンラインイベントとコミュニケーションチャネルのチェックリスト (ティーチングデモ、コミュニティの議論、カーペントリーズのインストラクターのトレーニング、Slackチャンネル、TopicBox)
イベントの主催者/会議の進行役に問題があったことを通知し、インシデントレポートフォームを介してレポートを送信します。
インシデントがイベント主催者/会議の進行役に関係している場合は、インシデントレポートフォームに記入してください。機密保持とコミュニティでの経験が最優先事項ですのでご安心ください。
コミュニティメンバーがオンラインイベントを介して行動規範に違反した場合、行動規範委員会は短期の一時停止を制定でき、行動規範委員会が報告れた調査を終了するまで、すべてのカーペントリーズのコミュニケーションチャネルに対する報告された人の権限を一時的に止めることができます。
報告された人は、しばしば動揺したり、自己防衛したり、報告を否定したりします。その人にインシデントに関する追加の詳細を提供することを許してあげてください。ただし、次の点に注意してください:
誰かを傷つけるつもりがなかったかどうかは関係ありません; その行動はやはり参加者に悪影響を及ぼしました。
報告された人を安心させたり許したりするのはあなたの仕事ではありません。
報告された人がレポーターまたは影響を受けた人に謝罪することを許可しないでください。多くの場合、謝罪は、影響を受けた人ではなく、報告された人の感情を中心にしています。あなたはその謝罪を受け入れてそれを伝えても構いませんが、それがレポーター(被害者)に悪影響を与えると思うならあなたはそうする必要はありません。